Vol.306 2001

特集「21世紀・循環型社会の形成をめざして」

幅広い分野で始まっている環境への取り組みを紹介する「循環型社会の形成をめざして」もシリーズも5回目となりましたが、今回は、住宅建築業界の中から「快適『木の家』岡山供給センター」の取り組みを紹介します。

今回取り上げた「快適『木の家』岡山供給センター」は、岡山県建築工事業協会から成る7団体により構成されています。2001年秋には、県内の人口林や製品・原木市場、製材・加工工場、建築現場を巡る見学会を開催するなど、県産材利用住宅の普及に向けた活動を本格化しています。

「データで見る私たちの地球環境」

地球環境は、大気、水、土壌、生物などの生態系が微妙な均衡を保つことによって成り立っています。すべての生物の存続の基盤である地球環境。それは、無限でも不変のものでもなく、その恵みは将来世代と共有すべきものです。しかし、世界は人口と経済の両面で急激な増大を続けており、社会経済活動に根ざした地球環境問題が人類の存在を脅かしつつあります。将来世代へ継続でき、持続可能な地球環境へと転換できるように、まず、私たちの地球環境は今どのような状態なのかを知り、自分の問題として地球環境を考えてみることが大切です。

では、各種データにより地球環境が実際はどのようになっているか、例えば、日本の一人当たりのエネルギー消費量はどのくらいか知っていますか?石油換算で約4058kg/人なんですよ。では、アメリカは?イギリスは?このようにデータによって世界各地の環境がどのようになっているか比較することができます。

「LET'S GO体験隊!」

今回は「こんにゃく作り」と題し、こんにゃくを作ってみました。

岡山県高梁市にある「備中彩りの山里」の体験施設、「農村公園」でこんにゃく作りに挑戦です。

こんにゃくは、こんにゃくいもという芋から作られます。この芋は、サトイモ科球茎で、3~4年間成長させてから収穫します。この収穫したこんにゃくいもをミキサーにかけた後、お湯を入れながら30分程度手でこねていきます。

滑らかになったところで、お湯でといたこんにゃく用の凝固剤をいれて、沸騰したお湯のなかに入れて30分ほど煮ると出来上がります。

ところで、皆さん知っていましたか?こんにゃくは本来は白い色をしているんですよ、少し変な感じもしますが、これが自然のこんにゃくだそうで。

岡山県高梁市宇治町穴田3487-3
「備中彩りの山里農村公園」
お問い合せ 0866-29-2936
休園日 月曜日

岡山の昆虫

岡山の昆虫と題して、岡山県に生息している昆虫を取り上げ、その昆虫の生態を詳しく知ることにより自然とのふれあいを深めていこう、というコーナーです。

今号は、チョウの仲間である「クロヒカゲモドキ」を勉強してみましょう。