Vol.299 2000

特集「みんなできれいに!児島湖の環境保全」

20世紀後半、社会経済の発展と共に、豊かで快適な暮らしを実現した私たち。しかしその一方で、人間の営みが自然環境に深刻な影響を与えるようになり、同時に複雑で多彩な影響を人間自身が受ける結果となっています。

岡山県の人口の約1/3の生活排水が流れ込む児島湖の水質汚濁は、まさにそのような20世紀の社会問題を象徴しているといっても過言ではありません。21世紀への課題となった児島湖の環境保全。これまでの経過と現状、これからの課題について取材してみました。
 

「10年目を迎えた岡山県自然保護センター」

岡山県和気郡佐伯町に岡山県自然保護センターがオープンして10年目を迎えます。自然保護センターが行っている「郷土の自然をまもり、育て、学ぶ」という活動を川池紀夫氏を始めセンター研究員の方々のお話を交えながらいろいろな面からご紹介します。

今回の環境では、岡山県の自然環境の中でも「湿原の植物・昆虫・水生植物・環境学習・タンチョウ」の5項目について、センターの方々の楽しく分かりやすいお話を交えて、岡山県の自然環境の現況、問題点、将来への願いなどをレポートしてみました。

私たちのちょっとした変化にも、草や木々・昆虫たちはとても敏感に反応しているのだなあ、ということがセンターの方々のお話から伺うことができます。

岡山の昆虫

岡山の昆虫と題して、岡山県に生息している昆虫を取り上げ、その昆虫の生態を詳しく知ることにより自然とのふれあいを深めていこう、というコーナーです。

今号は、昆虫の王様「オオクワガタ」を勉強してみましょう。