Vol.290 1999

特集「水島クリーンセンター完成」

ごみを使ってごみを燃やす!全国初の産業廃棄物処理施設が稼動!

岡山県環境保全事業団が水島コンビナート沖の産業廃棄物埋立処分場跡地の一角に建設をすすめていた「水島クリーンセンター」がこのほど完成し,平成11年 3月24日,竣工式を行いました。この施設には,廃プラスチック類と下水汚泥を混合して焼却処理する最新の焼却炉を備えており,廃棄物の減量化・焼却熱の効率利用・処分場の延命化に役立つ「一石三鳥の施設」として大きな期待を寄せています。

「エコアップ自然隊 レポート」

自然は偉大な先生だ!「トンボ王国」づくりをめざす岡山市立開成小学校。

環境への関心が高まる中で,「ビオトープ(生物の生息空間)」づくりが注目されています。ビオトープづくりとは,公園や街の中,庭などの身近な場所をエコアップすることによって,積極的に野生生物の生息・生育環境を創り出そうというものです。

今回のエコアップ自然隊は,子供たちの素直な気持ちが結果としてビオトープ造をめざしている岡山市立開成小学校5年生の「トンボ王国づくり」をご紹介します。

「環境豆知識」

私たちの快適で豊かな生活は,一方で環境と深く関わっています。

たとえば1つの商品をとってみても,その原材料の調達・製造・流通・使用,さらには使用後の廃棄まで,それぞれの段階で環境に与える影響は無視できなくなってきています。

そこで,環境負荷を少なくする手段の1つとして,環境にやさしい商品を選択する際の指標となるよう環境マークの標示が実施されています。環境と共存するライフスタイルへの転換をうながすための環境マーク。どんなものにどのような意味で使われているのか,知っているようで案外知らないことも多いようです。

今回はもうすっかり定着しているおなじみのエコマークを取り上げてみました。

岡山の昆虫

岡山の昆虫と題して、岡山県に生息している昆虫を取り上げ、その昆虫の生態を詳しく知ることにより自然とのふれあいを深めていこう、というコーナーです。

今号は、カメムシの仲間である「オオキンカメムシ」を勉強してみましょう。