2024年08月16日お知らせ

【セミと緑の調査隊2024】


2024年7月30日(火)に、10名の隊員(+保護者)とともに西川緑道公園でセミの抜け殻調査^^
最高気温37℃が予想されていたので,いつも以上に給水を心がけました!



調査隊の基本はワンダー・パワー(五感+心)
最初はなかなかセミの抜け殻を見つけることが出来なかった子どもも,調査の中盤にはちゃんと見つける「眼」が育っていました。
西川用水の水の冷たさ,サルスベリのツルツルな樹肌,美味しいヤマモモの紹介など,五感を刺激しながらの観察会を心がけました!

ワンダーパワーの一番大切な『心』
初めてセミを触れたドキドキ,カタツムリの殻の美しい模様にウットリなど,子ども達の『心』刺激できたと感じています♪

さて,結果は…

クマゼミ 685個
アブラゼミ 14個
ツクツクボウシ 3個

合計702個の抜け殻を皆の力を合わせて採ることが出来ました!

やはり圧倒的に多いのがクマゼミ。
昨年(1320個)と比較すると約半分でした。
全抜け殻(702個)の約97.5%を占めており、調査中の鳴き声もシャーシャーと凄い圧力でした!
2008年の調査隊開始からクマゼミはこの地域の優占種となっています。

アブラゼミは14個、そして久しぶりにツクツクボウシが3個確認することができました。ただニイニイゼミはここ数年まったく確認できていません。

クマゼミが優占であることも含め,土壌の乾燥がこの結果に関係しているのでしょう…。
引き続き,この時期に調査を行ってデータを蓄積していきたいと思います^^

以下,参加者の声です。

子ども
・今まではセミがさわれなかったけど、今日のイベントでさわれるようになりました。またワンダーパワーで自然を知れました。
・くまぜみが1ばん多いのでびっくりした。いろんなセミをつかまえられた。
・いろいろなセミのなかでとくにびっくりしたのはツクツクボウシのぬけがらをはじめて見たことです。

保護者
・昆虫、セミに興味はありつつも、なかなか見に行ったり捕まえたりする機会がないので、とても貴重でした。クマゼミから『地球温暖化を考える』ところまで繋げて考えることは、親子だけだと恐らくないことですので、本当に良い機会でした。今後のエコな発想、活動にワンダーパワーを使って繋げて欲しいです。
・いつもの西川にこんなに抜け殻があるんだ!と発見がありました。念願の抜け殻調査に参加できて嬉しかったです。段々、目が『ぬけがら目』になっていくのも面白かったです。
・経年的に調査していて変化を感じられた。スタッフの方が道の植物、セミの幼虫、川の魚などについて教えてもらえたので、初めて見ることも多くて驚いた。次から散歩する時の視点が変わると思う。

最後に、自然体験リーダーズクラブの田中さん,松本さん,当日の完璧なサポート、ありがとうございました^^v

【セミと緑の調査隊2024】