2026年09月14日お知らせ

【貝殻のふしぎ】タニシやカワニナの「あの硬い殻」って、どうやってできているの?

皆さん、こんにちは!環境学習プラザ「アスエコ」です。

川や用水路、田んぼをのぞくと、

クルクルとした綺麗な渦巻きの殻を背負った

「タニシ」や「カワニナ」たちの姿を見かけますよね。

ふと、「この硬い殻って、一体どうやって作られているんだろう?」

と気になったことはありませんか?

石のように固い殻ですが、

実は貝たち自身の体から作り出されているスゴい仕組みがあるんです!

今回は「殻の秘密」に迫ってみましょう!

① 最初から殻を持っている!?驚きの誕生

まず驚きなのが、タニシやカワニナは卵から孵化するとき、すでに小さな殻をまとった

「赤ちゃん(稚貝)」の状態で生まれてくる
ということです。

生まれたときから自分でお家(殻)を背負ってスタートするなんて、

なんだか頼もしいですよね!

② 材料は水の中にある「カルシウム」

硬い殻の主な成分は、水に溶けているミネラルから作られる

「炭酸カルシウム」です。

貝たちは、エサを食べたり呼吸をしたりする中で、

水中のカルシウム分をしっかり体にとりこんでいます。

だからこそ、カルシウムがちゃんとある豊かな水環境が、

貝たちの健康には欠かせないのです。

 ③ 体から成分を出して、継ぎ足しながら大きくなる

貝の体は「外套膜(がいとうまく)」という柔らかい膜で包まれています。

この膜のふちから、

殻の成分(炭酸カルシウムやタンパク質など)がジュワッと分泌され、

それが固まることで硬い殻になっていきます。

体が大きくなるときは、いまある殻が伸びるのではなく、

「新しい成分をふちに少しずつ継ぎ足して」外側へ大きくしていきます。

あの綺麗な渦巻き模様は、

こうして職人さんのようにコツコツと継ぎ足された歴史そのものなんですね!

  • ちなみに…カワニナの先が削れているのは?

    よくカワニナのてっぺん(先端)が削れて欠けているのを見かけますが、

    これは川の水質や環境の影響で、

    古い部分が少しずつ溶けてしまうためです。

    貝たちは日々、自分の体で成分を作り直しながら体を守っているのです。

 小さな生き物から、水辺の環境を考えてみよう

私たちが何気なく見ているタニシやカワニナの殻は、

豊かな自然のめぐみと、貝たちの生きるパワーが詰まった奇跡の結晶です。

「水がきれいなこと」「カルシウムがちゃんとあること」など、

彼らが元気に暮らせる環境は、私たちの身近な自然のバロメーターでもあります。


アスエコでは、岡山市の身近な自然や生き物たちの不思議を

楽しく学べる展示やヒントをたくさんご用意しています。

ぜひ遊びに来て、水辺の環境について一緒に覗いてみませんか?


皆さんは最近、水辺でどんな生き物に出会いましたか?

【貝殻のふしぎ】タニシやカワニナの「あの硬い殻」って、どうやってできているの?