2026年10月12日お知らせ

お口と腸に工夫が!?小さなタナゴのごはん事情と二枚貝との深い絆

皆さん、こんにちは!環境学習プラザ「アスエコ」です

アスエコでは10月1日(木)より、国の天然記念物であり絶滅危惧種でもある

「スイゲンゼニタナゴ」の特別展示がスタートしています!

水槽の中を優雅に泳ぐ姿はとてもかわいらしいですが

彼らが普段どんなものを食べて暮らしているかご存知ですか?

今回は、スイゲンゼニタナゴの「食生活」と体に秘められた特徴をご紹介します!

① 実はベジタリアン!?スイゲンゼニタナゴの大好物

水辺の生き物には肉食の魚も多いですが、

スイゲンゼニタナゴは「植物質」を中心とした食べものを好む雑食性のお魚です。

  • 川底の「藻(も)」が大好物! 川底の石や沈んだ木、

    水草の表面に生えている小さな藻類(珪藻や緑藻など)をメインに食べています。

  • 小さなお口と長いお腹(腸)の秘密

    体に対して少し下向きについた小さなお口は、

    石や水草の表面の藻をつつき取って食べやすい形になっています。

    また、消化に時間がかかる植物性の食べものをしっかり栄養に変えるため、

    体内には長めのお腹(腸)が備わっています。

 ② 「ごはん」と「赤ちゃんのベッド」をつなぐ二枚貝

スイゲンゼニタナゴが生きていくためには、

エサとなる藻類や水草が豊富なことだけでなく、

「二枚貝」が一緒に暮らせる環境が必要不可欠です。

タナゴの仲間は、生きている二枚貝のエラの中に

卵を産みつけて赤ちゃんを育てます。

  • 光が差し込み、豊かな「藻」が育つ綺麗な水

  • 二枚貝が潜んで暮らせる「砂利や底泥」のある川底

このどちらが欠けても、スイゲンゼニタナゴはごはんを食べられなくなったり

命を次の世代へつなげなくなってしまいます。

身近な水辺の豊かな生態系を観察してみよう!

1匹の小さな魚の食生活をのぞいてみると、

川の光、水草、そして底にすむ貝たちまで、

水辺の生き物みんなが手を取り合って生きていることがよく分かりますね。

現在アスエコで展示中のスイゲンゼニタナゴたちも、

水槽のあちこちを突つきながら元気いっぱいに過ごしています。

ぜひアスエコへ足を運んで、彼らの表情や仕草をじっくり観察してみてくださいね!

お口と腸に工夫が!?小さなタナゴのごはん事情と二枚貝との深い絆